みなさん楽しく働いていますか?
僕もアラサーを迎えるにあたり、今まで仕事で様々な場面を体験してきました。
web業界とは関係ないのですが、僕が働いてきた中で、ちょっとやばかったなー、ブラックだったなーという体験をまとめてみました。
いま働いている人、これから働く人にとって参考になればいいなという、とても前向きな気持ちで書いてみました!
仕事内容には触れませんが、管理人の過去の仕事内容はプロフィールにまとめています。

残業時間がえぐい
ここから書くのは最初に勤めた広告業時代の話。もう3年以上前のことです。
実働8時間した後にもう8時間働いたのは後にも先にもこの会社だけです。
定時は9:00〜18:00。定時が過ぎた後も働き続け、夕食も摂らぬまま午前5時まで働いていたことがあります。まるで見えないゴールに向かって走り続けているようでした。というか途中でうたた寝してました。
で次の日は通常出勤だから驚きです。車で30分かけて帰宅し、シャワーを浴びてまた30分かけて出勤してました。
9:00から始業なのですが、全員8:00には出社して営業所の掃除をする決まりがありました。ちなみに早出残業という概念は存在しませんので、この掃除はサービスです。
社訓を大きな声で読み上げる朝礼も今では懐かしく、小さい声だと怒られました。もちろんこの時間もプライスレス。
慶弔休暇にて
祖父が亡くなり仕事を休まなければいけない日がありました。亡くなった当日は悲しみにくれていたのですが、それでも半日出社しました。
次の日は一日休みをもらい、葬儀を終えました。
後日、ミーティングで当時のトップから何か叱責をもらい(何かは忘れました)、その際に「あのとき休みやがって、身内が死んだくらいでのうのうと休んでんじゃねぇよ!」と言われ頭を叩かれたことがありました。
自分の人生で一番の思い出となり、あのときのことは一生忘れないと思います。
パワハラがすごいよ
・気に入らない制作物はぐちゃぐちゃにして本人に投げつける
・数字を取れない営業は「指を詰めるぞ」などと脅す
・日により、期間により態度が急変する。仲間外れをつくりがち
・仕事場でタバコを吸う
セッションのフレッチャーを彷彿とさせます。
いま思うとちょっと?な社風
・社訓を大声で読み上げる朝礼
・狭すぎて出るときに車の移動をお願いしないといけないほどの縦列駐車場
・上司より早く帰ると白い目で見られる
・遅刻していないのに上司より出社が遅いと白い目で見られる
・営業が帰ってくると誰かが必ずお茶を出さないといけない
・営業が出て行った後のカップを洗わないといけない(営業は洗わない)
・社員の誕生日には自費でケーキを全員が買わないといけない
・季節ごとに取引先の商品を買わないといけない、おせちとか
・年賀状を全員に送らないといけない
・行列をつくってでも上司にお酒を注ぎに行かないといけない。ラベルの位置は上向きで
新卒だったので、これが世のスタンダードだと思っていました。
まとわりつく眠気がすごい
仕事を早く切り上げて友達とご飯を食べたときの話。
帰りの車中でとてつもない眠気に襲われました。これ以上運転するのは危険と判断し、近くの書店に車を停め仮眠をとりました。
一瞬で眠りに落ち、起きるとなんと辺りはすっかり明るくなり、夜が明けていたのです。睡眠時間は7時間、家までは10分もあればついたのに、自分でも信じられないくらいの眠気を抱えていたのでしょう。
あと深夜帰りに自宅の駐車場で力尽きて寝てしまうことがよくありました。夢でも運転していたので、起きた瞬間に「やばい!家にぶつかる!!」と急ブレーキを踏んで目覚め、「はっ!夢だったのか…」となるときもありました。
家に帰っても床で寝ていたりしていたので、ちょっとおかしいくらい眠かったです。
生理的に無理なんです
いつからか分かりませんが、僕は人のくしゃみ、鼻水をすする音、くちゃくちゃ音、咳払いの音に敏感です。生活音を鳴らしまくる人とはできれば関わらず、距離を置きたいと思ってしまうタイプです。
しかし運命とは残酷なもので、一年中ずっと生活音を鳴らしまくる人がいる環境で仕事をしていました。毎日イライラが止まらず、気持ちを抑えようにも生理的に無理なものは無理で、上司に席替えを懇願しました。
が、そもそも席替えするほど席がない狭い営業所だったので、席替え案はボツ。やっぱりずっとイライラしてました。せめてマスクくらいして欲しかった。
今では決死の訓練の末、他人の生活音はあまり気にならないようになりましたが、できることならやっぱり聞きたくないなぁって思うんです。
番外編:あむあむ
仕事ではありませんが、仲良くなった人にマルチ商法に誘われました。
20代前半の頃の話、どの自己啓発本にも「人脈を広げよう」みたいなことが書かれていて、やっぱり人脈って大事なのかも!と考えた僕はいろいろな人に会いにいくことを決めました。
そんな中で初対面から仲良くなった人がいて、その人からホームパーティに誘われました。引っ込み思案だった僕が初めて大勢の人たちと遊んだり、クラブに行ったりとても貴重な経験をしました。
で仲良くなった末、「ねぇ〇〇(マルチな内容)って知ってる?」と勧誘を受けました。
これからもっと仲良くなりそうと感じていた最中のことで、一気に自分の中で気持ちが冷めてしまい、その後縁は切れてしまいました。
その人が僕に害を与えたとかはないし、悪人では決してなく、むしろ楽しく面白い人だったのですが、引いてしまった自分がいました。
無闇やたらに人脈は広げないようにしようと決意した瞬間でした。
まとめ:つらい経験はしなくていい
上に書いたエピソードたちはもう時効を迎えているだろうし、当時抱えていた真っ黒な気持ちは抑え、フラットな気持ちで書きました。
この経験があったから、人を信用することに対して慎重になったし、常に現状を疑う心は大事なんだと悟りました。あと全てのことを自分基準で考えるようにもなりました。
僕よりも過酷な環境にいる人も絶対にいるはずだけど、そこは他人と比べず自分が苦しいと思うことからは積極的に逃げるということです。
いろいろポジティブに考えられるようになりましたが、やっぱり経験しなくて済むのであれば経験はしたくなかったなとも思います。
その後の転職活動は条件面を精査し、面接時に社内の空気を探りまくって、今ではホワイトな環境で健康的な生活を送っています。ただしおかしいと思う状況に出会ったときにはすぐ逃げる心の準備はいつもしています。
よく辛い経験は若いうちにしておいた方がいいという人もいますけど、別にそんなこともないと思います。健康第一に働いて、好きな人たちだけで周りを固めた人脈っていうのもめちゃくちゃ面白いです。
何が自分にとってプラスになるか考えてみると、働き方も人との付き合い方も変わっていくと思います。

↓本当に辛くなったら読む本。