本を読まないときって、ろくな言葉も文章も思いつかないものです。
SNSのおかげで、以前よりも活字に触れる機会が増えたにも関わらず、本を読まないことで頭がどんどん幼稚になっていく。そんな感覚に襲われることはありませんか。
そんな状態を打破するために僕は本を読みます。決して多くはないのですが、月に数冊は本を読む習慣があります。
今回は僕が普段から行っている、絶対に無理しない読書習慣をまとめていきます。
勧められた本はその場で購入する
本は読みたいけど読む本がないという人は、まず本を読むきっかけを作る必要があります。
例えば会話の最中に、「この本がおすすめです」と紹介されたら、その場で購入してみてはいかがでしょうか。
人から本を勧められる機会ってかなり貴重だと思うんです。場合によっては何時間もかけて読み上げた一冊を、噛み砕いた上で紹介してもらえるというのは、それだけで購入する価値があると思います。
なので僕は、勧められたのもきっと何かのご縁と思って即購入するようにしています。
たださすがに高額本を何冊も購入できないので、基本的にはAmazonで調べて中古本1円(送料別)であれば、会話の途中でポチります。
そうすることで本を購入する段階からコミュニケーションが取れますし、「勧められたからには絶対に読まないといけない」という意識が働くため二度美味しいです。
数百円で信用と知識を得られるのでおすすめです。(あとゲーム感覚で本を買う習慣が身につきます!)
スマホで場所を選ばず本を読む
本を取り出すのが億劫…こういう小さな不満が、意外と習慣化を邪魔する大きな要因の一つだったりします。
そんなときはスマホを使って本を読みます。
長時間読むことに適していませんが、空いた時間にさっと読める、満員電車など場所を気にせず読めるという点ではスマホ読書はぴったりだと思います。
(ということで紙と電子の二冊は持ち歩くといいでしょう)
読書後にツイートでまとめてみる
ただ読んだだけでは記憶に残りづらいので、書評として残しておくことをおすすめします。が、毎回そんなことするのも面倒ですし、面倒なことは続きません。
最近Twitterで読んだ本の良かった点をまとめてツイートする癖をつけてみました。
140文字以内で、自分がいいなと思ったことをツイートするだけです。個人的な振り返りにもなるし、稀に著者様からリプライやリツイートをいただけると思いがけずモチベーションが上がります。
カイシトモヤさんの『たのしごとデザイン論』を読んだので、とくに響いた点を綴っていきます。https://t.co/6vT30R2I9g pic.twitter.com/dulDUkdY2z
— 走るとり (@hashirutori00) January 12, 2020
「雑誌読み」をする
本の隅から隅まで文字を追う必要はありません。
神経を集中させて一字一句を記憶しようとしても、覚えていられるのなんてほんのわずか。1年後には思い出そうにも大部分は忘れてしまっているもの。
でも本当に大事な一文って、何年経っても忘れずに頭の中に残っていたりします。大雑把に読み進めても、そういう一文にさえ出会えればいいと思います。
雑誌と同じ読み方で、ときには見出しと太字だけを読んでページをめくることさえあります。でも不思議と読めるし、習慣化するためには「リズムよく読むこと」って重要です。
読書と自由に付き合ってみる
本が進まない要因はいくつかあって、こと僕に関しては、「前に進んでいる感覚」、これがないと本を読むのが辛くなってしまいます。
なので、「雑誌読み」を取り入れてからは本を読むことが一気に楽になりました。こんな分厚い本も1時間で読み終えた自分すごい!って認めてあげるようにしています。
あと読みたくないときは無理して読まないのも意識したいですね。
購入した本でさえ、興味がわかなかったり、文体が合わないときには最後まで読まずに止めることもあります。そして一度読むことを止めた本を、無理して再開することもありません。
嫌になったら一旦離れるのも一つの手段です。読みたくなったらまた元に戻ればいいです。
どうしても読書ってカタッ苦しくて、読まない人にとってはただの苦行の巻物に思われるかもしれません。でも慣れてくると、頭の中が引き締まるというか、「言葉が選べる」この感覚がやってくるときがきます。
ぜひ素敵な読書ライフを。