ずっと買い換えようと思っていたマウスを先日ようやく買い換えることができました。
その名も『ロジクール M570t』。いわゆるトラックボールマウスです。
いままで使っていたマウスは『ロジクール M235』という至って普通のマウスで、webデザイナーになる以前から使っていました。
購入当時(3年以上前)はデザイナーになる予定は一切なく、とにかく安くて使えればいいという気持ちで近所の家電屋で買いました。値段は確か2000円以下だったと思います。
別に不自由を感じたことはなかったのですが、多少の飽きと、せっかくwebデザイナーになれたのだからいいマウスを使いたいという気持ちがあり買い換えました。
職場で使っているデザイナーも(なんと!)全員トラックボールをマウスを使っているので、出遅れないようにという気概もあったりなかったり。
使い始めて1週間が経過したので、早速レビューしていきます。
Contents
そもそもトラックボールマウスとは何か
普通のマウスとの大きな違いは、手首を使ってマウスを移動させるかさせないか、です。
トラックボールマウスはその名の通り、マウスに埋め込まれているボールを指で動かし、マウスポインタを動かすことができます。マウスを動かさず操作できるので、とにかく手首への負担がかかりません。
あとボールをコロコロ〜と転がすことで、なんとも言えない心地よさを感じます(笑)
かなり形が特徴的なマウスですが、意外にも愛好家が多いようです。デザイナーやCADオペレーターなど、一日中PCに向かい続けている職業の人たちを中心に人気があり、シェアは小さいけれど存在自体はなくならず、使われ続けているマウスです。
写真で見るトラックボールマウスM570t

黒いボディと青玉がスタイリッシュです。
M235(左)とM570t(右)の比較。サイズは一回り違います。
裏面から見ると宇宙船みたいです。スイッチのツメでBluetoothのON/OFFができます。
電池式です。電池の上の穴には…
USBを収納できるようになっています。持ち運びに便利。
トラックボールは簡単に取り外すことができます。定期的に掃除しましょう。
メリット1.マウスパッド不要!場所を選ばず操作ができる
トラックボールマウスはボールを転がしてマウスポインタを動かします。なのでマウスを持ち上げてポインタを動かすことはありません。というか持ち上げても動きませんから、「マウスを持つ」という行為自体がなくなります。
操作する場所を選ばないので、やろうと思えば膝の上でも操作が可能です。なのでマウスパッドもいりません。
机の上に凹凸があったり、散らかっていても大丈夫。マウスを置くことさえできれば問題なく操作ができます。
メリット2.ポインタ移動がスムーズすぎて泣けるレベル
マウスポインタの移動が本当に楽です。とくにドラッグするときにそのメリットを感じます。
普通のマウスのドラッグは、左クリックと手首全体を動かしてマウスを移動させます。一方トラックボールマウスの操作は左クリックとボールを動かす指の2本で済みます。通常のマウスよりも圧倒的に手首への負担を軽減できます。
ドラッグするときに、机の幅が足りなくて何度もマウスを持ち上げ、位置を移動させることもありません。
デザイナーのような一日中PCの前でマウスを使い続ける人たちにとって、マウス操作での手首への負担は大きいです。繰り返し同じ動作をしていく中で、腱鞘炎に陥ってしまう人たちがいるほど。
僕自身は腱鞘炎を患ったことはないのですが、トラックボールに変えてから手首への軽減が減った、というだけでなく、肩こりや頭痛まで治ってしまった人がいるとかいないとか。すごいです。
メリット3.進む戻るボタンが便利で手放せない

ブラウザの進むと戻るの動作をマウスで完結できるのはかなり嬉しいです。いちいちショートカットキーを押さなくて済みますし、ブラウザ上の進む戻るをクリックする必要もありません。
以前使っていたマウスにはボタンがなかったのですが、ボタン付きマウスに変えてからまるで世界が変わりました。
デメリット1.クリック音が静音ではない
マウスをクリックしたときの「カチッ」っていう音を小さくしたマウスを静音マウスというのですが、M570tは残念ながら静音マウスではありません。
普段はあまり意識しませんが、たまに「カチッ」ていう音を耳障りに感じてしまうことがあって、できれば静音マウスがよかったなと感じています。
がっつり気になるかといえば、そんなことはないのですが…。この点は好みなのでしょうが、静音タイプだったらこのマウスの評価はさらに上がっていたと思います。
デメリット2.普通のマウスに比べて重たい
トラックボールの重さとサイズが大きいことで重量は増し増しです。。体感で通常サイズのマウスの1.5倍は重さを感じます。
ですが、最初に書いたように持ち上げて操作することがないマウスなのでそこまで気にしなくていいでしょう。
強いて言うならば、持ち運んで使いたいときにカバンの中がかさばりやすいという点は気になるかもしれません。
その点も、マウスを持ち運ぶ必要がない人にとっては関係ありませんね。
M570tでPhotoshopとliiustratorは問題なく使えるか
ブラウザ操作などで、慣れない操作性に苦戦するかと思いきや、意外とそうでもなく普通に使えました。ただAiとPsなどのデザインソフトを使うときにはやや慣れが必要かなと感じました。
(実際この辺りは実際購入してみないとわからないと思います)
体感的に時間が解決してくれると感じているので特に気になりません。むしろ早く操作に慣れてこのマウスを使いこなせれば、作業はもっと快適になると思います。
はじめてのトラックボールマウスでM570tを選んだ理由
そもそもM570tを選んだ理由は
形が好みだった
色が好みだった
値段が1万円以下である
高評価のレビューが多かった
値段がめちゃくちゃ高いわけではないから
でした。値段については6000円超えと決して安いわけではないのですが、それでもケンジントンの変態マウスのように1万円を超えたりはしません。
いままで2000円以下のマウスを使ってきた僕にとって、マウスに1万円をかけることは難しいけど、6000円だったら、まぁ…と中間の価格帯を狙った次第です。
同じ価格帯で選ぶトラックボールマウスの中ではおそらく一番いいマウスだと思います。
そのほかに購入を検討したマウス
エレコム M-XT3DRBK
3000円以下のトラックボールマウス。はじめてにしては手が出しやすい価格帯です。しかし「ボール操作に引っかかりを感じる」というレビューが多数あり、購入を見送りました。なおこの引っかかりは別売りのボールを購入し付け替えたり、M570tのボールを付け替えると解消されるとのこと。だったら最初からM570t買ったら?と思いました、はい。
ケンジントン KT-2352
5000円以下でケンジントンのマウスが買える!と意気揚々にカートに入れたあと、進む戻るボタンがついていないことに気がつきました。せめて進む、戻るボタンは欲しかった。
ケンジントン 72337JP
同じ理由でこちらのマウスも落選。デザインは嫌いじゃないんですが。
ロジクール MX ERGO
買うかどうかもっとも悩んだのが『ロジクール MX ERGO』です。マウスの角度が変えられ、操作時の負担を極限まで抑えることのできる神マウスです。
ただしお値段1万円オーバー。いいものにはお金をかけたい気持ちはありますが、いきなり高額マウスを買うのはやはり気が引けました。M570tに満足できなくなったときに購入検討のマウスです。
まとめ:トラックボールマウスM570tを購入すべき人

・トラックボールマウスに興味がある
・長時間PCでの作業をすることがある
・慣れるまで大変だという覚悟を持っている
・マウス操作の疲れを軽減したい
・人とは違うマウスを持ちたい
・作業を効率化したい
・程よい値段で快適なマウスを使いたい
今回はプライベート用に買いましたが、M570tにハマれば会社用にもう一つ購入してもいいかなと思ってます。
デザイナーにとって作業環境を整えることは、制作のクオリティを上げることにもつながります。今後も作業環境はアップデートしていきます。