Webデザイナーを目指す人にとって、独学かスクールに通うかは永遠の課題だと思います。
僕もWebデザイナーになろうと思ったときにその二択で揺れました。どちらにもメリットとデメリットが存在し、正解はありません。
最終的には独学という道を選んだのですが、僕がなぜ独学を選んだのか、その理由について書いていきます。
Contents
1.Webの知識はゼロだったが広告業の経験があった

管理人の簡単な職歴。
管理人の職歴
広告業界(紙媒体)3年半 → 接客業3年 → Webデザイナー
コーディングの知識はほぼゼロでしたが、IllustratorとPhotoshopの実務経験が3年ありました。Webについては未経験、でもデザインについてはそれなりの基礎があったのです。
またAiとPsの2つのソフトを使えたことで、ポートフォリオ制作も捗りました。
なによりデザインの仕事をやっていたという経歴を履歴書に書くことができ、面接でもそれについて言えたことが大きかったですね。
コーディングにはとことん自信がなかったので、そっちの勉強に極振りすることができました。
自分の得意分野があると何に集中すべきか絞れます。逆に得意分野がない人はなにか一つ強みを作ってしまえば自分がやるべきことが見えやすくなると思います。
たとえば広告業のあとに接客業というWebとはまったく関係のない仕事に就きましたが「接客をしながら訴求用のPOPをデザインしてました」と面接では伝えました。
関連性のない仕事でもデザインに関心があり、自分なりにこうしていたと言えるといいと思います。
2.ネットなどの学習サービスが格安で受けることができたから

僕がはじめてWebデザインの勉強したのはProgateというWeb学習サービスでした。
ProgateではHTMLとCSSの基礎を無料で受けることができます。
中級以上進むには月額料金の支払いが必要ですが、その価格なんと980円。安すぎます。
他にもドットインストール、Udemyとさまざまな学習サービスを試したり、テキストを購入したりもしましたが、いずれも大きな出費にはなりませんでした。
ネット学習のデメリットは、所詮は自己学習なので自分で自分を律する必要があるのと、分からないところは自分で調べないといけなかったことです。
しかしスクールに通うより遥かに金額が安く済むという大きなメリットがあります。
3.働きながら就職活動する時間があったから
運がよかったなと思うのは、仕事をして自宅に帰ってから毎日勉強する時間があったことです。
だいたい2〜3時間くらいは確保できていたので、少しずつコーディングを覚えたり、ポートフォリオを作ることができました。
あと接客業の休日はシフト制です。平日に休みを取って転職活動をすることも可能でした。
もし時間が確保できなかったら独学という道は選んでいなかったかもしれません。一旦仕事を辞めて、収入もないままの転職活動は僕には選ぶことはできなかったと思います。
仕事と転職活動の二輪生活はかなり忙しかったですが、普段の生活では味わえなかった充実感を得ることができました。
4.面接に自信があったから

接客の仕事をしていたので、面接まで進めばとりあえず話術で何とかなるなと思っていました。
仕事でお客さんと話して商品を売るのと、面接で自分を売り込むことは同じことです。自分を買って欲しいから、面接官に自分という商品の良さをアピールしまくりました。
紛いなりにも3年間お客さんと話す生活をしていて、場数を踏んでいた自負がありました。
実際、面接の場で緊張はあまり緊張はせず挑めたのではないかと思います。
接客とWebデザインという、一見何の関係もないような仕事でも、違った場面で活きてくるので人生何があるか分かりません。
僕の転職活動のイメージは書類選考と面接の2つ。力を入れるべきは前者の方で、後者にはそれほど力を入れていませんでした。
面接の練習も特にはせずに、ひたすら会社概要を読み込むだけで、あとは面接に挑むようにしていました。
面接対策は最低限しかしないと決めていたので、少しだけ気持ちが軽かったです。
面接に自信がないという人も、どの会社も質問事項はほぼ決まっているので、しっかり回答を用意していけば問題ないと思います。
5.すぐにWebデザイナーとして働きたかったから
スクールに通うとなれば、まず仕事を辞めてからでないと通えませんでした。そして退職まで1~2ヶ月はかかる見込みでした。
そこからスクールに通うとなれば最低半年はかかってしまう。
結局、スクールに通った場合、Webデザイナーになるまでに1年近くもかかってしまう可能性が高かったです。
僕にとって1年間、「我慢」しなくてはならない期間のように思えてなりませんでした。
一方独学であれば、スピードは遅いかもしれませんが、働きながらスキルをためることができます。
僕が目標としていたのは、在職中に独学でスキルを溜めて、半年間でWebデザイナーになることでした。
念願叶って有休消化のラスト一ヶ月でなんとか内定までこぎつけることができました。
独学やスクールでの勉強に比べて、現場で実際に仕事をした方が何倍も学べることがあると考えていたからです。
あとは僕の性格ですね。欲しいと思ったらすぐに手に入れたくなる。なんともワガママな性格の持ち主です。
Webデザイナーになりたいと思った瞬間から、今の仕事よりも次の仕事に魅力を感じて仕方ありませんでした。
じっくり物事を進めるよりも、すぐに行動して結果を得たいタイプの人間です。
まとめ:独学、スクール、正解はないけれど
以上、僕が独学でWebデザイナーに目指した理由です。
あらためて振り返ると本当にラッキーだったなと思いました。
3年以上前の広告業の経験・・・デザインに携わっていたというアピールができた
ネットサービスの充実・・・いまの時代でないとおそらくここまで勉強することはできなかった
働きながら就職活動できた・・・残業も少なく、休日数も多かった。なにより平日に活動することができた
面接に対しての自信・・・Webとはまったく関係なかった接客の仕事でも、スキルを活かすことができた
半年でWebデザイナーに転身・・・行動力?がある性格だった
半分くらいはこじつけですが、それらすべてが自信へとつながり、Webデザイナーという職業につくきっかけとなりました。
個人的にも「いまでないとWebデザイナーになれない!」と思っていたので、かなりスピード転職だったと感じています。
これからWebデザイナーを目指す人にとって少しでも参考になれば幸いです。
