転職して4ヶ月目の駆け出しwebデザイナーです。
僕の簡単な職歴としてはDTPオペレーターとして3年働いたのち退職。直近は接客業に切り替え3年働き再び転職、現在に至るといった具合です。
webデザイナーになる前に不安だったのは、「DTPの経験(しかもブランクあり)だけで果たして転職できるのか」でした。

Contents
webデザイナーになる前に持っていたスキル
Illustrator(Ai)が実務レベルで使えた
3年間はAiを毎日使って仕事をしていたので、Aiにアレルギー症状的なものはなく、身近な仕事道具として使っていました。専門学校を卒業していますが、その段階ではAiの知識はほとんどなく、新卒で入った会社で叩き込まれた感じです。
しかも当時は勉強もあんまりしていなかったような…。ところどころで間違った覚え方をしているかもしれません。
webデザイナーになってからもちょくちょくAiで仕事をすることがあるので、身につけていてよかったなと思うスキルの一つです。
手癖で覚えてAiのショートカットがこちら。
Photoshop(Ps)は人物切り抜き、調整程度の知識
Aiに貼り付けるための人物画像を切り抜いたりしていました。しかしペンツールで切り抜きをすることしか知らなかったので、あまり知識があったとは言えません。
あとは明るさ調整・色彩調整程度ですね。「コンテンツに応じて塗りつぶす」とかは今でこそ多用しますが、当時はまったく知りませんでした。
写真を簡単にレタッチする方法 | Adobe Photoshopチュートリアル
DTPはAiメイン、webはPsメインでの作業が多い印象です。
トンボやアウトラインなど印刷の知識
チラシやフリーペーパーを作る会社だったので、印刷の知識は最低限知ることができました。トンボの必要性だったり、原稿はCMYKで作らないといけないとか。
あとはアウトラインとは何か、アピアランスとは何か。入稿データの作り方とかも手癖でなんとなく理解はしていました(勉強していなかったので本当になんとなくです)。
デザインの4原則を知っていた
これはデザインを仕事にしている人であれば絶対に聞いたことがある原則だと思います。
デザインの4原則とは
近接 Proximity
整列 Alignment
強弱 Contrast
反復 Repetition
のことです。
僕も4原則というワードは知らなかったものの、過去いた職場の上司に「こことここの余白違うよね」「色味が気持ち悪い」「端が揃ってないよ」と何度も何度も繰り返し指摘を受けていました。
言葉は知らずとも、デザイン知識がある人からは間違いなく指摘を受ける部分だと思います。
詳しくはこちらの本で書かれています。駆け出しデザイナー、ノンデザイナーの方にもおすすめの本です。
WordPressでブログ投稿の経験
WordPressの構築とかは未だに分かりませんが、趣味でブログの更新はしていました。画像の登録、サムネイル作成とか。あとは文章を書くことに抵抗はあまりなかったです。SEOの知識はほんのりあった程度。
転職活動時に「月5万PVを稼いだことがあります」と言えたのは少しプラスに働いたかなと思います(稼いだのははてなブログでしたが)。
元DTP屋が独学でやってきたこと
Progate・ドットインストール・書籍を購入し、コーディングをメインに勉強を進めました。
あとはデザイナーにとって転職活動で必ず必要になるポートフォリオを制作しました。
コーディングは自分なりに頑張ってみたものの、付け焼き刃感は否めません。実務レベルには程遠いですが、自分のポートフォリオサイトを作ることを目標になんとかやりました。
元DTP屋のその後、webデザイナーになったらどうなる
結論から言うと…なんとかなってます。
面接時に提出したポートフォリオには、DTP時代に作っていた広告やチラシ、バナーを多めに載せていました。その点を評価された感じです。
転職活動時に感じたのはとりあえずデザインかコーディングのどちらかができればいいという会社は意外にあるということです。
僕もその例にもれず、面接時に「デザインはそこそこやってきました!コーディングは勉強中です!」と正直に話しましたが、無事に内定をもらうことができました。
事実、上司からは「バナーとかは安心して任せられる。修正があったとしても細かなところの修正で済むからいい。本当に基礎ができていない人だと根本からやり直しになっちゃうから。その点は評価している。」
というお言葉も(本当に稀ですが…)いただいてます。ありがたや。
DTP上がりの課題はとにかくコーディングにある
体感ですがデザイン7割、コーディング3割くらいで仕事を振ってもらってます。コーディングは小ステップを踏んで成長するように言われています。
ただし周りのデザイナーはみんなコーディングができるので、コンプレックスは常に感じてはいますね。
(そういえばflex-boxも現場に入ってから覚えたレベルです。だって教本にはfloatしか乗ってなかったんだもの…。)
デザインの仕事がくると「よしやったるぞ!」と思えるのですが、コーディング案件だと少し気構えてしまうのが現状です。裏を返せば3割しかコーディングをしていないわけなので、成長速度はとても緩やかです。なので自宅学習はほんと大事。
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といった具合でデザインに自信があったとはいえ、がっつり修正をもらうことは多いですし、コーディングはお前ほんとやらなきゃダメだぞ。みたいな状態ですが、一応なんとか食らいついてwebデザイナーとして働いています。
