どれだけ気をつけていても、絶対に人はミスをします。Webデザイナーはまさに誤字脱字と隣り合わせの職業です。
かくいう僕も誤字脱字をめちゃくちゃよくする人間です。
どこかで「誤字は勝手に湧いてくる」という表現を見ましたが、まさにその通り。どれだけ確認しても、誤字が次から次へと見つかってしまうのです。
しかし嘆いていても状況は変わりません。
起こってしまうミスを事前に防ぐためにはどうすればいいか、いくつかの方法を紹介します。

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まずは自分の性格を理解する
僕の性格ですが、とてもマイペースです。
仕事でなければ「なんとなく」「どっちでも」というワードはよく使います。
本を読むときはブロックごとに流し読みする癖があるので、一文字ずつ追って読むことはあまりしません。「意味さえわかればいい」という感覚があり、速読で文章を消化したいという気持ちがあります。
・マイペース
・流し読みの癖がある
・偏った場面で集中力が発動する
・時間がないと焦ってしまう
こんな性格の人は注意が必要です(僕のことではありますが)。
ミスするつもりもないのに、ミスをしてしまう。次こそはノーミスで!と思っていてもやはりミスしてしまうため、ミスするたびに自己嫌悪の負のスパイラルに陥っています。
絶対にミスがある!と強烈に思い込む。特にコピペに注意する

ミスはないだろうな…という気持ちで文章を読み返すのではなく、絶対にミスがある!死んでも見つけてやる!という気持ちで読み返すといいでしょう。
読み返すのがたとえコピペした文章であったとしても安心してはいけません。むしろコピペ元が間違っていることだってあります。
クライアントからエクセルで文章が送られてきた文章が盛大に誤爆していることはしょっちゅうあります(そんなときは相手に親近感が湧いたりしますが)。
むしろコピペほど怖いことはないと思うくらい、眼を見開いて文章と向き合いましょう。
またフレーズではなく一字一句を読むようにするといいでしょう。画面上を指差し確認しても大げさではありません。
時間がなく余裕がなくなるとつい「大丈夫だろう」と気が焦ってしまいますが、そんなときこそ冷静になる必要があります。
なぜなら絶対にミスは湧いて出てくるのですから..。
声に出して文章を読み返す
頭の中で文章を読むだけでは不十分かもしれません。音読すると間違いに気付きやすいです。
しかし職場で音読するのはちょっと恥ずかしい…。
そんなとき僕がやるのは、声は出さないけど口を動かすことです。「エアー音読」であたかも音読するように文章を確認します。
そうすれば周りの人たちに迷惑をかけることなく原稿をチェックすることができます。
時間を変えて読み返してみる

ブログ記事を投稿した次の日に読み返すと誤字脱字が目立ちすぎて悲しくなることがよくあります。
投稿したときは全然気づかないのに、翌日読み返すと不思議と誤字脱字に気づけるものです。
これを逆手に取って、一旦出来上がった文章も時間をおいてから、もう一度読み返すことをおすすめします。
もちろん仕事では一日おくことが難しい場合もあります。
そうしたときは一旦デスクから離れてトイレなり何なりで時間を潰し、一呼吸あけてから原稿を見直すといいでしょう。
数字、英語、記号に気をつける
数字や英語は全角か半角のどちらかに統一したいものです。
先方から送られてきた文章をコピペしたときに、全角、半角が入り混じっていることは多々あります。
その際には打ち直すことがありますが、ここで不必要な修正をしてしまうことがあります。
・違う記号を打ってしまう
・英語の綴りを間違える
・誤変換してしまう
・消すべきでないものを消してしまう
とくに曜日のカッコ書きを打ち直す場面は多いですが、
たとえば(火)を「ひ」と打ち込み(日)と変換してしまったりとか。
バックスペースキーを押すつもりがデリートキーを押してしまっていたとか。
冷静になれば間違いだと気がつきますが、状況によってはスルーしてしまうこともあります。恐ろしいですが、よくあることなので気をつけたいところです。
広告業時代は印刷して二重チェックが当たり前でした
広告業をしていたときは、できあがった原稿は一度印刷にかけていました。
印刷後は2名体制で読み合わせをします。間違っている箇所は赤ペンで訂正を書き、訂正した後は再び印刷にかけます。
さらに校了した原稿は蛍光ペンですべての文章をなぞって確認作業を行います。
一社の校正から校了までに膨大な枚数になることもありました。
Webデザイナーになってからはそこまでの作業は行なっていませんが、やり方は会社によって違うのかもしれませんね。
信用のために行うと自覚する
誤字脱字をする人としない人では信用の差はどれほどあるでしょうか。
ミスをする人に仕事を振りたい人はいませんよね。信用を得る、というよりは信用を失わないために原稿チェックは慎重にやらなければいけません。
誤字脱字のない原稿を作ることは原稿そのもののクオリティを上げることになる。
そんな自覚を持って取り組む必要があります。
端末を変えて読み返してみる

スマホで打った文章はPCで。PCで打った文章はスマホで。端末を変えて読むことで誤字脱字に気づくことができます。
僕は普段ブログをスマホで下書きし、清書をPCでするのですが、このPCでの清書の段階で多くの誤りに気づきます。
時間を変えたり、場所を変えたりするのと同様に原稿チェックの環境を変えることはかなり大切ですね。
まとめ:誤字脱字チェックは意識ではなく技術
ミスをしない人はいません。
ですが優秀な人ほどしっかりと対策をしているのでミスする確率はかなり低いはずです。
ミスを頻発してしまうという人も「意識が足りないんだ」と落ち込むことなく、上記で書いた方法でミスを防ぐスキルを身につけましょう。
